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革製品 鞣し

革を知ってセンスを磨こう!皮から革に「鞣し(なめし)」

投稿日:2018年11月29日 更新日:

プレゼントで革の財布を送ろう!と思ったときや、
新しいレザーバッグを探している!ときなど、
デザインや色などから自分の好みや相手のイメージに合った
革製品を選んでいると思います。

せっかくなので、見た目だけではなくレザーの素材にもこだわって、
一生付き合っていけるような、お気に入りの革製品を見つけてみませんか?

革を知ることで、他人と差がつくレザーアイテムを探すことができて、
プレゼントされた人から喜んでもらえて、
使っている革製品を見た人から羨ましがられるようなことになりますよ。

革の種類や特徴の知識武装をしてセンスを磨きましょう!

鞣し(なめし)

そもそも「革」は、どのようにつくられているのでしょうか?

身近にある革製品ですが、その工程を知る機会はあまりないですよね。

「皮」が「革」になって、革製品として手元に届くまでには様々な工程を経ているんです。
その工程を知ることで、時間をかけてできあがってきた革製品に、
さらに愛着が湧いてくること間違いありません!

皮を柔らかくと書いて「鞣す」。

そもそも革の原点は動物の皮膚である「皮」なのです。
動物の皮は柔軟性があり非常に丈夫なのですが、そのままだと腐敗してしまい、
乾燥すると硬く柔軟性がなくなります。

動物の毛や汚れを落とし、樹液や薬品などを使って
皮を腐敗させずに柔らかく加工するのが「鞣し」です。

鞣していない状態は「皮」と呼ばれ、鞣したものを「革」と呼んで区別しています。

革というとイタリアやアメリカを想像してしまいますが、
皮の原産国というイメージがあるだけで、鞣しは日本国内でも行われているんです。

国産が多い豚をはじめ、一部の牛などを除いて輸入した皮から毛や汚れを落とし、
鞣していく技術を持つ人をタンナーと呼ぶのですが、ここ日本にも数多くいます。

有名なのが、姫路や栃木、浅草界隈です。

鞣しにはいくつかの方法があるのですが、その工程で大量の水が必要になります。
日本での鞣しと海外での鞣しの違いの1つに、
軟水と硬水の水質の違いが影響しているといわれています。

鞣しには大きく分けて「タンニン鞣し」と「クロム鞣し」があり、
それぞれ加工するときに使う薬剤が違います。

その他、タンニン鞣しとクロム鞣しを組み合わせた
「混合鞣し(コンビ鞣し)」という方法もあります。

鞣しを終えたものは更に仕上げの加工を経て、いろいろな「革」に仕上がっていきます。

タンニン鞣し

植物に含まれているタンニン(渋)とコラーゲン(たんぱく質)を結合させて鞣す方法で、
古代エジプト時代から行われている方法です。

ピットという槽につける方法と、ドラムを使う方法がありますが、
どちらも完成するまで数カ月かかってしまいます。

時間と手間がかかるので「ベジタブルタンニンなめし加工」すべての工程ができるのは、
日本では数社しか残っていないそうです。

なめした革は、ナチュラルな茶色の下地になります。

タンニン鞣しされて、その他の加工をしない革は「ヌメ革」と呼ばれています。

革(タンニンレザー)の特徴
  • 切り口が茶色い
  • 硬くて丈夫
  • 厚くて重たい
  • メンテナンスが必要
  • 染色しやすい
  • 吸湿性に優れている
  • 使い込むほど味がでる(経年変化)

日光や油分によってタンニンが化学変化を起こして、日焼けによる色の変化や
使うほどに味わいのでる経年変化(エイジング)が楽しめます。

使い込んだ時間と共に革が柔らかくなり、色艶が増してくるため
自分で革製品を育てていく喜びがあります。

タンニン鞣しの革製品は、日々のブラッシングと
月に数回クリームでのお手入れが楽しめるという人にぴったりです。

クロム鞣し

クロム鞣しは、1884年にドイツで実用化された薬品を使って鞣す
比較的新しい方法になります。

クロムとは、塩基性硫酸クロムと呼ばれる化学薬品のことです。

ドラムに皮を入れて数時間回転させて薬品を浸透させる方法で、
数週間程度で完成することができます。

時間と手間がかからないので、
世界で流通しているほとんどの革製品がクロム鞣しです。

日本でも戦後の高度経済成長期に多くのタンナーがクロム鞣しに切り替えたそうです。

なめした革は、ウェットブルーとよばれる青色の下地になります。

革(クロムレザー)の特徴
  • 切り口が青白色
  • 伸縮性、柔軟性に優れる
  • 薄くて軽い
  • メンテナンスをあまりしなくても丈夫
  • 発色がはっきりとしている
  • 吸水性が低く、水をはじきやすい
  • 比較的熱に強い

クロム鞣しの革製品は、薄くて軽く革も柔らかいのが魅力です。

タンニン鞣しと比べて色の変化が控えめで、
経年変化(エイジング)はあまり楽しめませんが、
メンテナンスを頻繁にする必要はありません。

混合鞣し(コンビ鞣し)

タンニン鞣しとクロム鞣し、両方の特徴を取り入れたのが
混合鞣し(コンビ鞣し)です。

つまり、経年変化(エイジング)で風合いを楽しむことができて、熱や火にも強く、
薄くて強く柔らかさを持ち合わせた革ということになりますね。

でも、混合鞣しの革がタンニン鞣しのような経年変化や
クロム鞣しのような強さと柔らかさがあるからといっても、
同じスペックということではありません。

経年変化だけならタンニン鞣しの革製品のほうが色艶が増して独特の光沢がでるし、
強さや柔らかさであればクロム鞣しの革製品のほうが優れています。

両方の鞣しの特徴を取り入れた混合鞣しの革製品は、
ゆっくりですが経年変化を味わうことができて、
しかも最初から柔らかくて使いやすいので実用的な革なのかもしれませんね。

混合鞣しは、最初にクロム鞣しをして、そのあと脱クロ処理をして、
再度タンニン鞣しをします。

脱クロ処理は、完全にクロム剤を抜き取るのでなく、
クロムとタンニンの比率によって革の品質を調整しています。

タンニンの割合が多ければ経年変化を楽しめる固めの革になって、
クロムの割合が多ければ、エイジングしにくい柔軟性に優れた革になります。

鞣しの方法から革製品を選ぶなら

結局どんな革製品を選べばいいの?

当然ですが、気に入った革製品を選ぶことが大切なのですが、
鞣しの方法から革製品を選ぶとしたら、このような基準になるのでしょうか。

  • 変色、変形(経年変化)を楽しめるかどうか。
  • 重量感のあるアイテムが好きかどうか。
  • 質実剛健なアイテムが好きかどうか。
  • 定期的なメンテナンスができるかどうか。

「プレゼントで初めて革製品をもらってから、その良さに気が付いた」
「憧れの人の持っている革財布がカッコイイ」
「永く使えるのはやっぱり革製品」

革の特徴に大きく左右する鞣しを知ることで、
より革の世界を楽しむことができます。

これから革製品を選ぶなら、その違いを理解して選んでください!

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